ディカプリオ、ジョン・ボンジョヴィさんも登場。売上好調なアート・バーゼルマイアミ

画像出展:Forbes 「話題の渦中であるドナルド・トランプさんに鼓舞されたサム・ドュラント(Sam Durant)さんによるシリーズ作品5点(1作品約140万円)が即完売」より。 http://www.forbes.com/sites/kathryntully/2016/12/04/trump-inspired-works-sell-quickly-at-art-basel-miami-beach/#4e9f4a1e1320
12月1日から4日までマイアミで世界最大級のアートフェアの一つである、アート・バーゼル マイアミビーチが開催されていました。日本人作家であれば、草間彌生・会田誠・村上隆・奈良美智あたりの大御所作家から、世界で活躍する新進気鋭作家までその取り扱いの幅は広いです。
今年このアートフェアに参加したディーラーやギャラリーのブースは269軒。日本最大のアートフェアである「アートフェア東京」は今年の出展ギャラリーが157 軒だったので、概ねこの規模感が伝わるでしょうか。(アートフェア東京クロージング・レポートよりhttps://st.gmocloud.com/presses.artfairtokyo.com/1472724978136)
ご参考↓:2015年のアートフェア東京についての記事。この年の参加ギャラリーは130軒でした。
そんな華やかなマイアミの会場では、俳優のレオナルド・ディカプリオ氏や歌手のジョン・ボン・ジョヴィ氏をはじめ、著名なアーティスト、ミュージアムのディレクターなどが勢揃いしました。土曜夜のパフォーマンスにはラッパーのNASも登場。
また第2日目に発表されたBLOUINARTINFOの記事では、その好調なセールスの様子が具体的な売上げと共にあげられています。
9000万円の作品も売れた、2日目好評だったブースの売上額
記事で紹介された、販売された作品の値段は以下。
- ジョージ・バセリッツ (George Baselitz) の作品ー約9000万円(Michael Wernerギャラリー)
- アントニー・ゴームリー (Antony Gormley)の "BIG ASSUGARE"ー6900万円(Sean Kelly ギャラリー)
- ダグ・エイケン(Duog Aitken) さんの作品が数点各4000万円(303ギャラリー)
- ミカ・タジマ (Mika Tajima) さんのシリーズ作品が150万~510万円(11Rギャラリー)
- パク・ソボ(Park Seo-Bo)とハ・チョンヒュン(Ha Chong-Hyun)の作品ー2800万~4000万円(Tina Kim ギャラリー)
こうしてざっくばらんに売れた金額を公表してもらえると臨場感が湧きます。
2日目に加えて初日のセールスを合わせると・・・
- Micael Wener ギャラリー: 推定1億8200万円 以上
- Chiem & Reid ギャラリー: 推定8400万円 以上
- 303 Gallery: 推定 9340万円 以上
ちなみにアートフェア東京の総売上金額が11億3000万円(ついでに入場者数は56,300 人)なので、たった3つのギャラリーの2日目までの合計売上だけで、既にアートフェア東京全体の売上の3割を超えていることになります。
以前このブログで、アートフェアに出展するためのブース料金について書きましたが、今回の記事と合わせて読むと、巨大アートフェアで出入りする金額の潮流が掴めます。
こちらのリンクでは、マイアミの会場で一体どのような作品がどのくらいの価格で販売されたのかが具体的に紹介されています。
Here’s What Sold at Art Basel in Miami Beach 2016
さてさてこの景気はどこまで続く?
沢山の皆様に読んで頂いている記事:
■アウトサイダーアートの地平@ヒカリエ。絵は買うの。アウトサイダーアートは近寄って見たいの。
■障がい者でも犯罪者でもみんな、絵を描くのは、調和をめざしているのかもしれない。
■仏・独テレビ番組「アルテ (arte) -狂気が常軌を逸したアートになる時」草間彌生、ジョージ・ワイドナーから欧州の障害のある作家を紹介
■まるで美術館!ニューヨーク最大のロウ・アート・コレクターの自宅
■本物そっくり!景色と作品を融合させる、ジオラマ作家マイケルさん
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