ニューヨークはここ数年、新しいアートフェアが次々と創設され、各種メディアなどもこぞってアートフェア特集を組んだりしています。
そんな中でもこのart on paper は2015年に初めて開催され、注目のアートフェア。(本当は去年にアップしていたはずなんですが、忘れていました。検索してみたらあまり情報がないようなので、記録として残して置こうと思いました。)
このアートフェアは、ニューヨークの「アートマーケットプロダクション(Art Market Productions)」が主催していて、ニューヨーク以外でも、ハンプトン(NY)、サンフランシスコ、シアトル、テキサス、マイアミ、ブリュッセル(BOZARアートフェアとのコラボレーション)等のアートフェアを開催しています。
エントランス。ニューヨークは日本でいうと札幌と同じような気候なので、2月と3月は結構極寒な上に、雪もガンガン降ります。札幌生まれの私には平気ですが、この時期日本から来る人の多くは、大体コートと靴の選び方を間違えています。
今回の参加ブース数はおよそ50ブース程(ちなみに2016年は約80ギャラリーの参加!)。ニューヨークで最大のアートフェアである、アーモリーショウやフリーズアートショウ等ので200ブース近くあるので、規模感としては中堅というところでしょうか。
オープニングということもあり、この混み具合!
この寒さと雪道の歩きにくさにも関わらず、うさぎちゃんTシャツをきたスタッフがお出向かえ。
元々バスケットボール会場なので、この天井の高さ。吊り下げの作品がいい具合。
コートチェックに並ぶ人たち(左)と演奏を準備するバンド(右)彼らはこの後RadioheadのCreamを演奏していい空気醸し出していました。
さて、ペーパー。ペーパーだから紙に特化した・・・と思いきや、そういうわけではなく、インスタレーションからパフォーミングアートを取り入れたものまで様々な展示が行われています。 これは、真ん中の広場の大きなインスタレーションにヒモがついていて、引っ張ると動く仕組みになっています。
気になる作品でいっぱいです。
ぐいぐいとギャラリー側も乾杯中。気さくに話せる空気がいいですね。
この立体作品、2015年のメトロショウ(アートフェア)でも見かけました。
色鮮やかな作品たちから
気合の入ったドローイング作品も。このサンドウ・バーク(Sandow Birk @Catharine Clark Gallery)さんの作品は見応えありました。中央の作品は、彼の幻想のモニュメントシリーズから、Universal Declaration of Human Rights. 一瞬、バベルの塔という感じ。
作品に思わず近づいたまましばらく動かない2人。
この作家さんは、2013年のカットログフェアで見てよく覚えている作家。マシュー・クレイヴン(Mathew Craven)さん。レポでも書きましたが、私が一番好きな作家の独りで、アウトサイダーアーティストとして知られたオーギュスタン・ルサージュ(Augutin Lesage)を彷彿とします。又会えて嬉し。
会場の2階には、アート本を売るブースが。
フェアのTシャツも販売。私もつられて購入してしまいました。
全体的な雰囲気伝わるかと思うのですが、他のアートフェアに比べてもとってもざっくばらんな空気で、とても気楽に作品を見て回れます。ギャラリーが抱えている顧客は開催前の時間に見て回るので、一般公開の際に広く開かれて楽しいフェアなのは、こういう形態だと思います。
その他のニューヨークで開催されているアートフェアのレポ(年代別)などはこちらから。