冒頭の美女はケンタッキー州のインスティテュート193 (Institute193) という団体のディレクター、キャット・ウェントワースさん (Cat Wentworth)。この団体はアーティスト・ミュージシャン・ライターとコラボするNPO団体&ギャラリーで、毎年このアートフェアに参加しているのだそう。一緒に写っている作品はアウトサイダー・アートアートを代表する作家の一人、ハワード・フィンスター (Haward Finster) の絵が描かれたボード。
【ご参照】過去のアウトサイダー・アートフェアの記事
私のブログを読んでくださっている方には「似たようなアートフェアの記事なかった?」と思われる方もおられるかと思います。前週に開催されててお伝えしたのが『メトロショー (Metro Curates) 』というアートフェア。
『メトロショー』はどちらかというと「フォークアート」というその土地固有の伝統的な民族芸術品が多く、参加ギャラリーもアメリカが中心です。それに対してこの『アウトサイダー・アートフェア』はアメリカ全土とヨーロッパ等からギャラリーが参加し、現存のアーティストの作品が多く、より「アウトサイダー・アート、アール・ブリュット」の要素が濃いアートショウなんです。
只者ではない雰囲気の入場者も・・・ファウンテン・ギャラリーのブース (Fountain Gallery)
先日このブログ記事にもしました、ダウン症で耳の聞こえない作家・ジュディス・スコット (Judith Scott) さんの作品が展示されていました。クリエイティブ・グロウス (Creative Growth) というカリフォルニアの障害のあるアーティストを支援するNPO団体のブースです。現在ブルックリン・ミュージアムでも展示中!
ケビン・サンプソン (Kavin Sampson) さん、ケビン・モリス・ギャラリー (Cavin-Morris Gallery) より。まるで海賊に襲われ十年くらい漂流をした幽霊船のような船。見た瞬間頭にパイレーツ・オブ・カリビアンの音楽が流れてドキドキワクワクしました。
巨匠ヘンリー・ダーガー (Henry Darger) 。リコ・マレスカギャラリー( Ricco Maresca Gallery) より
アウトサイダー・アートフェアのオーナーである、アンドリュー・エドリンギャラリー (Andrew Edlin) からも、ヘンリー・ダーガーの出展。この絵はブースの表には出されておらず、柱の中の隠し部屋に展示されていました。ギャラリーにあるVIP専用ルームのような、コレクター心をくすぐる仕掛け。
見応えのある作品が多かった、ギャラリー・ボナール (Galerie Bonheur)
日本からはギャラリーが2つ出展。こちらは海外のアウトサイダー・アート関係者やコレクターの間でも有名な、小出由紀子事務所 (Yukiko Koide Presents) 。
やまなみ工房の井村ももかさん、鎌江一美さん、工房集の斉藤祐一さん、柴田鋭一さん等の作品が
まるで水木しげるの漫画に出てきそうなキャラで私の中では有名人のヘンリー・ボクサーさん (Henry Boxer Gallery) 。背後の左には数字にとりつかれた天才、ジョージ・ワイドナー (George Weidner) さんの作品。
マッジ・ギル (Madge Gill) の小さな作品も売られていました。こ、この値段なら手が出る・・・?
天才サヴァン症候群画家のグレゴリー・ブラックストックさん (Gregory Blackstock) の作品、ガードレイルギャラリー (Garde Rail Gallery) から。なんと飾ってあるTシャツはコム・デ・ギャルソンの物でした!
さて、コム・デ・ギャルソンといえば。。。センセーショナルなコラボレーションをして話題になったのが、ロービジョン (Raw Vision)。
ロービジョンのブース。エディターで評論家のエドワード・ゴメスさん (Edward Gomez)。
ロー・ビジョンのファウンダーのジョン・メイゼルズさん (John Maizels)
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