2015年3月5日~8日に開催されたアーモリーショー (The Armory Show) 2015 に行ってきました。初日は雪の降る中の開始・・・でしたが、会場はシャンペン片手に多くの人で大盛上がり!
1994 年から始まったこのアートフェアは、ニューヨーク・アメリカでも最大かつ老舗。さらに今年は総勢197ギャラリーが参加という、アーモリーでも記録的な開催となったようです。その他のアートフェアに参加するギャラリー数が多くても100以下であることを考えると、この規模が伝わるかと思います。
ちなみに今回のパートナーシップは、デロイト、ART SY, Edge of Arabia、 Art Jameel、 ティファニー、ペリエ等。(もっと分かりやすい大企業の協力があるのかなと思いきや、そうでもないのが意外なところ。)
【ご参照過去記事】主にニューヨークで開催されているアートフェアレポ
また、毎年このアーモリーショーに合わせてサテライト的に復数のアートフェアが開催されています。アメリカ国外から参加するギャラリー、コレクター、プレスなどが一度に回れるようにするためです。ところが今年のこの週末、ニューヨークは過去最大のアートフェアラッシュを迎えていました。種類は色々ありますが、なんと総勢13種類のアートフェアが同時進行・・・・。アートコレクターやプレスの方などは一体どうやって回りきったのだろうと疑問に思います。ギャラリー側も出展するフェア選びに慎重だったところもあるはず。この「アートフェアラッシュ」について言及するアートサイトなんかも見られました。
さて、アーモリーの会場は「Piers 92 & 94 ( ピア92と94)」という、マンハッタンの川沿いにある大きな埠頭の2つが使用されています。なので、会場の外はコンクリのうちっぱなしに旗広げただけ、、というざっくりしたもの。またこれが会場内のゴージャスさとのギャップがあって、いい味だしてるんですよね。
この2箇所のピアは、現代アートとモダンアートで会場が分かれています。雰囲気で伝えると、現代アート会場はシャンパン片手にド派手な人がワンサカ・・・、モダンアート会場はもっとしっとりと落ち着いて一つ一つ見ていく感じ。モダンアート会場側には、アウトサイダー・アート系のギャラリーも幾つか参加しています。
会場に入ると麗しい受付嬢と、初日のVIP客達に無料で配るカタログの山。
まずはシャンペン片手に回ろうと、バーのエリアに行ってみると、この人だかり。
ピンク色の壁面で、一際目立っていたギャラリー
アーモリーショウにはNPO枠というのがあり、ノンプロフィットのギャラリーも参加しています。ぱっと見た瞬間からなんとなくその系統のギャラリーは分かります。イギリスから参加したNPOギャラリー、ホワイトチャペルギャラリー ( Whitechapel Gallery )。
同じくイギリスから参加のNPOギャラリーで、The ICA。
さて、次回は私の大好物でもある、アートとグッズのコラボのショップを中心に、NYで有名なアウトサイダー・アートやアール・ブリュットから現代アートまでを取扱うギャラリーの紹介です。その後半に続く!
アーモリーショー2015後編はこちら
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