前回までの記事はこちら【1,2】
ステファンさんのブースにあった、ヘンリー・ダーガーの作品をお見せしましたが、実はもう1人注目の作家がいるんです。チャールズ・オーギュスト・アルバート・デルショーさん(Charles August Albert Dellschau)1830年生まれ。生涯のほとんどを肉屋として生きました。肉屋って、あのコロッケを売っているお肉屋さん♥というより、「ブッチャー(Butcher)」(イメージはこれ)です。そんなブッチャーだった彼が、69歳の時に絵を描き始めました。
当時はまだ飛行機なんて、新聞で話題をみたことがある夢・マジックみたいな存在でしたが、デルショーは全く架空の秘密クラブ「ソノラエアロクラブ」(Sonora Aero Club)を個人的に発足し、それにまつわる膨大な作品郡を残しました。
この絵の枠の囲み方など、どこかアドルフ・ヴェルフリ(Adolf Wolfli)を思い出いますね。
このアートフェアでデルショーが販売されたことは、こちらのアートニュースペーパーでも取り上げられました。
下記の画像では色が綺麗に仕上がっていますが、上の写真の作品のほうが実際に近い気が。時間が立っているので、それなり劣化も勿論あります。当初はもっと色鮮やかだったんだと思います。
よく、ゴッホの作品があんなに色鮮やかに残っている理由は、ゴッホが貧しい中でも最高の絵具を使っていたことが挙げられますよね。
以下引用
But by far the fair’s biggest surprise arrives courtesy of the private Brooklyn dealer Stephen Romano, whose stand not only contains a large, two-sided Henry Darger drawing—it also hosts six double-sided coloured pencil works by Charles A. A. Dellschau, a fellow outsider artist whose drawings of futuristic Jules Verne space vehicles are in major American museums, including Houston’s Menil Collection (individual works range from $30,000 to $85,000).
ステファンさんのブースを特に取り上げていて、プライベートディーラーである彼のブースで、ヘンリー・ダーガーの作品があったばかりか、ヒューストンのメジャーな美術館にも収蔵されている、デルショーの作品が6点もあったこと。
ヘンリー・ダーガーの値段からしたらカワイイものですが、作品は、300万円から850万円とのこと。それでも、売約済みだったようなので、やっぱり好きなひとはいるんですねーーーー。
ステファンさんには、「分かるか、asuka、by far だぞ、by far」と言われました。この記事を相当喜んでおりました。これがアウトサイダーアートフェアではなくて、現代アートフェアだったというところが、嬉しいですね。
デルショーは面白い作家なので、別で、また特集でご紹介したいと思っています!!
最近ブログの更新が多いのですが、更新頻度がゆっくりだったため、単に書く記事が溜まっていたりしています。
追いつくまでは、いいペースで更新するぞ。