ひき続きメトロショウに展示された作品をご紹介。
その1はこちら
ステファン・ロマーノさんのブースで展示されていた、チャールズ・デルショー(Charles Dellschau)の作品。画集の中でも個人的に好きな作品の実物が見れたのは静かな感動でした。プロベラベッド。線一本に至るまで思いを感じることができます。
参照:孤高の飛行機製図技師、チャールズ・デルショー
デラショーの作品は以前にご紹介しましたので、ブース内で気になった他の作品を。
ステファンさんのブースの中で異色な空気を醸し出していたのがこちらのウィリアム・ブレネイ(William Blayney)の4点。ウィリアム・ブレネイは、ある日突然絵を描き始め、同時に聖書に深く傾倒。その教えを伝導することを自分の使命と信じ、作品を描き続けます。
独特な色使いが心を捉えてはなしません。危ないおもちゃ箱をひっくり返したような。
赤、紺がかった黒と、緑の組み合わせがとても魅力的。1作品300万円ほどでしたが、売約済みでした。
色、といえば。
狂信的に妻を愛した作家、ユーゲン・ヴォン・ブルチェンハイン(Eugene Von Bruenchenhein)の、鳥の骨を使用したミニチュア椅子の作品。エメラルドグリーンの色の美しいこと。
こちらはアムス・ギャラリー(The Ames Gallery)。メトロショーの他にはアウトサイダーアートフェアでも常連のカリフォルニアのギャラリーです。このギャラリーではリッツォーリ(A.G. Rizzoli)の作品を大量にみることができます。リツォーリは有能な製図技師として働く傍ら、誰にも知られず自分の王国を設計し続けた天才。