マンハッタンから電車に乗ること、北へ、30分。イーストチェスターというところにあるご家庭に,作品を見に来てほしいとのことで、招かれました。そこで私を迎えたのは、たくさんの立体迷路たち! と
王子様。
その作者は、アメリカ生まれのケン・オオガシくん Ken Augushi17歳。かっこいい。彼は少し言語に障害があり、アメリカの高校に通いながら、特別クラスも受講しています。とはいえ、物理ではクラストップ。才能満点少年です。数字が大好きだそう。小学生の時から立体迷路を作り始め、今や注文殺到の迷路アーティストです。
彼の作品「Peace and War」はイーストチェスターアート祭でも受賞。
「目立つことが好き!」発言全てがとても素直で、一緒に居るだけで癒されます。
趣味はテニス。彼の名字「オオガシ」も英語に会わせてAugushi。まるで、アンドレ・アガシ Andre Agassi。
そして、お気に入りヨネックス YONEXのラケットも迷路に!迫力です。ネットに食い込むボール。本当に使えそう、だけど、ネットの部分がちゃんと迷路になっています。日本でいうと、BB弾?を転がして遊びます。
現在ガールフレンドにプレゼントするための作品を制作中。その制作風景も見せていただきました。グル―ガンを使って、あっという間に出来上がる迷路!下書きなしでどんどん作られていくうえに、驚くことに、この迷路、全ての面が繋がっているんです。
「子供が僕の迷路をくるくる回して遊んでいるのが嬉しい」というケンくん。
彼の夢は、ルービックキューブの表面に迷路を施すことだとか。ルービックキューブの四角ひとつひとつに彼の迷路ができたら、大変なおもちゃが出来上がりそうです。
地球。これも、全部の面が繋がっています。
最後は地球の真ん中がゴール!
彼に化学の勉強を教えてもらったうえ、数学の宿題までもらいました。アメリカの高校生の数学の問題「A君が十万円投資しました。そして...って、投資なんて言葉、数学ででてきたでしょうか。高校生って難しい勉強してたんですね・・・。
パンプキンの迷路をいただきました!ありがとう!彼の今後の活躍に注目です。