いくつか展覧会をご紹介したニューヨークを代表する美術館のひとつ、ブルックリン・ミュージアム。私の予想をはるかに超える展示企画の量と質だっため、何回かに分けてお伝えしています。
【同美術館の関連記事ご参照】
・レディー・ガガも愛用のヒールアーティスト串野真矢さん、スプツニ子!さんも展示されたキラー・ヒール展
・ダウン症で耳の聞こえない芸術家「ジュディス・スコット」
・地元愛に溢れたブルックリン・ミュージアムのミュージアムショップ
美術館に入った瞬間、冒頭の画像の目に吸い込まれるようにしてこの『コネクティング・カルチャー (Connecting Cultures) 』展のエリアに進みました。この目のオブジェクトは紀元前1530 年代のエジプトの棺から発掘されたもの。表示のパネルは印刷物にも関わらず、遠目からでも強烈なパワーを放ってます。
【同美術館の関連記事ご参照】
・レディー・ガガも愛用のヒールアーティスト串野真矢さん、スプツニ子!さんも展示されたキラー・ヒール展
・ダウン症で耳の聞こえない芸術家「ジュディス・スコット」
・地元愛に溢れたブルックリン・ミュージアムのミュージアムショップ
美術館に入った瞬間、冒頭の画像の目に吸い込まれるようにしてこの『コネクティング・カルチャー (Connecting Cultures) 』展のエリアに進みました。この目のオブジェクトは紀元前1530 年代のエジプトの棺から発掘されたもの。表示のパネルは印刷物にも関わらず、遠目からでも強烈なパワーを放ってます。
この展示では 「場所を繋げる」「人を繋げる」「物を繋げる」というテーマで異文化・時代間でのクロスカルチャーの面白みを体験できます。展示物は、中国陶器・古代エジプトの発掘物からはたまた現代アートまでが同じ空間に並べられ、洋物・和物・時代もごっちゃまぜ!それなのにまとまってみれて、見栄えも美しい。これぞ企画展だよなという楽しさがあります。これ、同じことを自宅のインテリアでやったら大変なことになりそうです。(私が体験済みなのですが、好きなものだけ集めて並べたら統一感がなくなって、ただ整理のできない人の部屋になるという・・・)
で、クロスカルチャーでって何が観れるの?となりますが、例えば下の目を並べたものが分かりやすいです。
Details of four works in the Connecting Cultures installation, from top: Seated Shakyamuni Buddha, late 19th–early 20th century; Girl in a Japanese Costume, circa 1890, William Merritt Chase; Head from a Female Sphinx, circa 1876–1842 B.C.E.; and Young Woman Overtaken by a Storm, 1799, Chevalier Féréol de Bonnemaison
時代・国・作品形態も違いますが、共通して「目」というオブジェクトを表現しています。こういう見方って、ただ美術館を眺めたり美術の教科書をめくっているだけでは中々できないですよね。それぞれ人生かすりもしたことのない作家達が創ったものから、何か普遍的なものを感じられます。
ブログにいただいたFiora Japan さんのコメントで「現代美術の良さは子を持つ親になってから奥深さを感じています」というのがありました。その時の自分によって感じるものや見方は随分変わるので、時を経て多重の面白味がでますよね。
「お腹が減っている時」に肉汁したたるステーキの絵を見たらじゅわっとヨダレがでますが、「満腹の時」に同じ絵を見てもスルーするわけです。結局アート鑑賞というのは、自分を観察するという行為なのかもしれませんねー。
©www.brooklynmuseum.org
場所を繋げる、コネクティングプレイス
©www.brooklynmuseum.org
人を繋げる Connecting People(左の額絵が分かりやすいですね)
物はどんどん繋がります。面白い。
ブログにいただいたFiora Japan さんのコメントで「現代美術の良さは子を持つ親になってから奥深さを感じています」というのがありました。その時の自分によって感じるものや見方は随分変わるので、時を経て多重の面白味がでますよね。
「お腹が減っている時」に肉汁したたるステーキの絵を見たらじゅわっとヨダレがでますが、「満腹の時」に同じ絵を見てもスルーするわけです。結局アート鑑賞というのは、自分を観察するという行為なのかもしれませんねー。