アメリカぷるぷるアート観光 Altruart in America

ニューヨークより心が震えるアートの紹介。障害とアート/アウトサイダーアート/アールブリュット/現代アート/NPO団体/アートフェア/美術館/おもしろグッズ etc.

メトロショー 2014と、ターゲティングされ尽くした私。どきどき。

 

ニューヨークでは沢山のアートフェアがありますが、今年もやってきました、『メトロショー(Metro Show)』。メトロショーはアウトサイダー・アート、フォーク・アート、アール・ブリュット風な作品と、現代美術を展示販売するニューヨークの大きなアートフェアです。私は明日会場に行ってこようと思うのですが、その直前の私が見事にターゲティングされた出来事をシェア。

ビッグ・データという言葉を良く耳にしても身近ではピンと来てませんでしたが、今回まさにこういうことかー!と目からウロコの話です。
先日山あるメールの中で、目を引くタイトルがあったので開いたのがこのトップの画像。23日から開催しているメトロショーへのタクシーが無料!?(または10%オフ)

このUBER(うーばー)というアプリは「リムジン・タクシー配車サービス」のサービスを提供しています。日本でもひっそりと開始されているようなので、使ったことある人もいるのでは。UBERについてはまたテッククランチの記事があったので参考になるのではと思います。あ、本多直之さんが登場・・。

 

リムジンサービスと聞くとかなりラグジュアリーに見えますが、こちらではけっこう普通に使います。(アメリカでは同様に「HAIL」という一般タクシー配車のサービスアプリがありますが、私はUBER派。イエローキャブからリムジン 小or大 まで種類が選べる使い勝手と、車の捕まりやすさが勝因)

で、どうして私が明日メトロショーに「行く」という事を知ってるんだよー
どうやって会場に行こうかなと思ってる矢先にメッセージがくるのよー 

・・・これは例えば、iPhoneとiPad等で「今いる場所を共有する」にポチを押したり、テレビ見ながらiPadで検索したり、(日本だったら)Tポイントカード使ったり、その時々のログが個人集団レベルで解析されている結果起こることなんですよね。

「メトロショーに行く私→ きっと金曜日に車で行くでしょ」がオススメとしてプログラムされ、私特有の広告配信をされたのです。実感!よくAmazonのサイトの中だけで完結する「あなたにおすすめの本」よりも、私の行動を先読みして手を伸ばしてくれてる感じが、すごいし便利。

こういう風に個人のデーターって、販売・転売されていて・・・次はどんなサプライズをくれるのか、楽しみですね~。どきどき。

ここでアートに話を戻しますと、アウトサイダー・アートとか、フォーク・アートとか、そもそもどこかやっぱり閉塞感のあるニッチな市場なのですが、こうやって先進的なものと織り合わさって継承される方法もあって、嬉し楽しいですね。

 


さて明日はメトロショーでパネルトークを聴講しに行きます。

目玉のパネリストは、マッシミリアーノ・ジオーニ(Massimiliano Gioni)さん。日本でも話題になりましたが、アウトサイダーアートやアール・ブリュットと現代アートを並べて展示し、色々論議の的となった昨年のベネツィア・ビエンナーレのキュレーター/アートディレクターです。日本から選ばれた数名は大竹伸朗さんや吉行耕平さん、そして滋賀県から自閉症の障がいのある澤田真一さん等。
どんなお話が聞けるでしょうか、今から楽しみです。


さーて明日UBERを使うかどうか。次々面白いアイデアを出してくれるなら、これは無駄に乗ってみよ という気も湧いてきます♪ るんるん