以前ブログ記事ニューヨークのホームレスの絵で紹介した、ニューヨークの地下鉄14丁目駅の構内で発見したアウトサイダーアートの話題の続報です。
ペーパーカットアーティスト藤野真由子(Mayuko Fujino)さんから連絡があり、なんと彼女もその地下鉄のアーティストの作品を所蔵しているとのこと!
左の作品(notcot.comより)はニューヨークで活躍する、彼女の作品。彼女の作品、一見コンピュータグラフィックスかしら?と思いきや、実は日本の伝統的な切り絵。彼女はその手法を独自で学び、アレンジし、超自分流の作品を発表しているのです。現在は拠点をニューヨークに移し、次々と展覧会を開き、話題の人。いろんな企業からもひっぱりだこの注目アーティストさんなんです。そんな彼女が、実は大のアウトサイダーアート好きというのは、たまりません。
日本ではアウトサイダーアートが盛り上がりを見せていたり、アメリカでもアート業界の(一部では)知られる「アウトサイダーアート」ですが、そもそも恐ろしくマイナーなジャンル。村上隆は知っていても、山下清は誰もしらんのです。それだけに、彼女と初めて会ったときにアウトサイダーアートについて話ができた時の感動は忘れません。
さて、そんな彼女からご提供いただいたのが、下の作品。UFOとビルのモチーフは私の持っているものとまさに同じ。価格は20ドルだったそうです。同じ価格。
紫色の空。UFOがレーザービームを発射していたり、何か目的のものを収集している最中でしょうか。左下にはちゃんとサインが!
黄色の空とビル。これをみると、やっぱりニューヨークのアーティストなんだなあ、と思います。
アウトサイダーアート、ともいえるし、ストリートアートともいえる彼の作品。次回遭遇した際には、インタビューをしてみたいと思います。乞うご期待!