アウトサイダーアートフェア Outsider Art Fair 2011 に行って参りました。去年は単なるお客様でいったのですが、今回は裏方で参戦です。そんなことできるようになるとは、去年は考えもしませんでした!
毎年2月に行われる、ニューヨークで行われるアウトサイダーアートに特化した、世界最大の展示会です。ヨーロッパや日本からも、ギャラリーが参加しています。日本からのギャラリーといえば、おなじみの小出由紀子さんのギャラリー。
そもそもニューヨークでは、アーモリーショウなど、有名なアートの大展示会の開かれるのですが、こうしてアウトサイダーアートだけの展示会があるなんて、さすがニューヨークといえます。
ニューヨークらしい、、といえば、会場には歌姫ビョークが現れたり、CNNのカメラクルーがいたり、と、ミーハー魂にも火がつく出来事もありました。
しかも、今年でなんと19回目。19年も続いているんです。来年は20年目ということで、もっとにぎやかになりそうですね!
今年の特徴は、服部正(兵庫県立美術館の学芸員で、かつアウトサイダーアートを日本に広めた第一人者です)さん曰く、「障害者アート団体の台頭が目立つ。どういうことだろう」と。確かに、今回のメインイベント取り仕切りなどは、以前も紹介したクリエイティブグロウスやファウンテンギャラリーがしているんです。
なにやらニューヨークでも、新しい波がおきつつあるのでしょうか。私個人的には、まだまだアウトサイダーアートっていったって、なにそれ? と、知らない人が多いので、とにかく広まればうれしいなあ、と、いたって楽天的な考えでいます。
さて、会場へ。
フェアの初日は、ベネフィットチケットを購入した方のみの、プレミアムデー!チケットランクがいろいろあり、約5千円のチケットから、最大は25万円のチケットまで!なので、この日はコレクターや、スポンサーや著名人などが現れます。
MOMAのお偉い様がいたり(金髪の女性)。こういう機会に、ギャラリストたちはたくさん売り込みをします。顔を知ってもらったり、関係を作ったり。アートを支える職、というのは、人と人の繋がりが勝負の世界なのだと、見ていて実感する瞬間です。
団体のプレジデントがいたり。私もついでに、NPO団体Fountain Houseのプレジデントと、ぱしゃり。
手に持っているのは赤ワインをダイエットコークで割ったもの。サングリアみたいでおいしい!!
しかし、右を見ても左を見ても、私が去年一昨年、そして大学卒業してから慣行したヨーロッパの「メタルとアウトサイダーアートの旅」で出会ったギャラリーの方がうようよしていて、涙の出そうな会場でした。そもそもアウトサイダーアートだらけの会場というだけで、私の心臓は高鳴りっぱなしなのに。
まだまったくアートの写真がでてきていませんね。続きの投稿でお届けします。