アメリカぷるぷるアート観光 Altruart in America

ニューヨークより心が震えるアートの紹介。障害とアート/アウトサイダーアート/アールブリュット/現代アート/NPO団体/アートフェア/美術館/おもしろグッズ etc.

ユニクロ × モマ MoMA のSPRZ NY の件だけど。

 

 

ユニクロがSPRZ NY(サプライズニューヨーク)としてMoMAとアートとファッションのコラボをしています。こうやってファッションとアートの相性の良さとかが広まるのは多いに素晴らしいことです。





サイトには
SPRZ NYとは、これまで誰も見たことのないアイテムを発信し、ポップカルチャーにびっくりするような革新を起こす出発点。プロジェクトの中心はアメリカ、ニューヨーク5番街にある旗艦店。ここから世界中のユニクロの店舗へと拡大していきます。ニューヨークのみならず世界中にインスピレーションを与え、「あっ」と驚かせるようなアートを発信するプロジェクトです。

とのこと。これはどんなびっくりかなーと思ってMoMAに行ってみました。

 



モマ(MoMA)の入り口付近にミュージアムショップがあります。レジの周辺右手に、ありましたー。UNIQLOコーナー。

最近ニューヨークでユニクロの広告を良く見ます。バス停、タクシー内の液晶テレビ内、タクシーの屋根の上の広告等。更に道行く人がユニクロの紙袋を提げいてるのや、トレードマーク的な薄くて軽くて色とりどりのダウンコートを着ている人を見かけるので、ニューヨーカーに浸透してきてるよな、という肌感があります。

 

 

著名アーティストの作品が満載


アーティストラインナップは

アンディ・ウォーホール、バスキア、キース・ヘリング、ジャクソン・ポロック、草間弥生、デイヴィッド・シュリグリー、エル・リシツキー、ダニエル・ジョセフ・マルティネス、ジャック・ピアソン、ジェニー・フォルツァー、ジュリアン・オピー、ローレンス・ウェイナー、マシュー・ブラノン、ロバート・メイプルソープ、ライアン・マクギネス、サム・フランシス、サラ・モリス、ステファン・ショア

といった面々。モマとのコラボなので、とにかくモマにゆかりのある大御所アーティストとか有名若手アーティスト作品が満載です。


アンディー・ウォーホールのトート


バスキアのトート


デヴィット・シュリグリーのトート

 


中々インパクトのあるTシャツ

 


Andy Warhol アンディー・ウォーホル Tシャツ 19.90ドル(約2500円)


Keith Haring キース・ヘリングのシャカシャカパーカー 49.50ドル(約5500円)

もちろん旗艦店である5アヴェニューの店頭でも特別フロアが展開されていて購入できるようです。この年末年始、大晦日やお正月をタイムズ・スクエアで過ごしてみよう!と、観光でニューヨークに来られた方には、お土産に丁度いいかも?


5番街の店舗(オフィシャルフォト)

 


店内(オフィシャルフォト)

ところで・・・・・。


冒頭でユニクロのSPRZ NYのサイトを引用しました。

これまで誰も見たことがないアイテム」で
世界中にインスピレーションを与え、「あっ」と驚かせるようなアートを発信するプロジェクト

だそうですが・・・・

はっきりいって。。。
私にはさっぱり意味がわからなかった。

普通の大きなプロジェクトじゃん!
有名ミュージアムと大御所アーティストとのコラボ!


前提として、ユニクロはすごい。確かにものすごい。
日本のアパレル企業がアメリカでここまで進出するのはそれだけですごいのだが・・・・・・・


もっと面白い地元のアーティストを使って、売名じゃない、本当にローカルに根ざした企画をしてくれたら、私はこれからもう一生ユニクロのブラとパンツしか買わないのに!!!



という、ユニクロへの責任のない希望と期待が湧いたプロジェクトでした。
そうだね、、私がそんな規模でプロジェクトができるよう、精進いたします。
ああ・・・・汗、かいた。

ちなみに、私の中で、世界があっと言いそうなTシャツってこういうのです。




コム・デ・ギャルソン×岡本太郎。
岡本太郎は大御所アーティストだ。でも、しかもこれを着て登場したのは、オフィスビルの掃除のおばちゃん。セレブでもなんでもない、労働階級のおばちゃんである。私は彼女がこれを着ているのを見た瞬間、あまりのインパクトに思わず吹き出した。

「これだよ、これ!!!」涙!!!開催中。大人気の展覧会でいつ行っても混んでいますが、それだけの展示量・質があります。おみやげの額絵やバッグもかっこいいのでお勧めです。