11月10日、カーネギーホールにて、辻井伸行さんのピアノの演奏会がありました。msnの産経ニュースオンラインでの記事をはりつけておきます。
終演後もスタンディングオベーションと鳴り止まない拍手、辻井さんの気持ちよさそうな様子が印象的でした。
演奏中は学校の先生時代に出会った生徒の一人を思い出しました。一見控えめな女生徒なのですが、ある日突然「菊次郎の夏」をすごく早いテンポで弾き初めたのでした。誰も彼女がそのようにピアノが弾けるとは知りませんでした。音符は読めないのだけど、どこかのお姉さんが弾いているのを聞いて覚えたとか。あの美しい音色は今もありありと思い出せます。
さて、会場では観客にアメリカ人がとても多かったことも印象的。というのも、ニューヨークは本当にたくさんの日本人がいて、日系社会があります。なので、日本の芸能人がやってきて、ニューヨークでイベントをしたのを日本の報道では、「アメリカ人絶賛」としたりするのですが、お金払って西洋人を前列のほうに並べたりすることもざら。それを含み見たとしても、日本人じゃない率が高かったので、純粋に嬉しい気持ちになりました。
また、金髪のジェニーという曲のアレンジ曲？を演奏していて、これには私の周りに座っていた方たちが、「ああ」と声をだして聞いていました。金髪のジェニーって、これ。
私はラヴェルが好きなので、それが聞けたのも嬉しかったです。
