西川 泰弘、尾崎 翔悟、齋藤 裕一、佐々木 華枝、田中 悠紀によるエキシビジョン。埼玉県にある工房集のアーティストたち。
←おしゃれで楽しい、工房集の建物
キュレーターは、Yukiko Koide Presentsの小出由紀子さん。彼女に関しては別記事をどうぞ
ギャラリーの集まるチェルシー地区ではよくある風景。ビル1棟の中にいくつもギャラリーがある。アウトサイダーアートを扱うギャラリーもこの地区に多い。この2階にはギャラリーが4つあり、それぞれ取り扱うアーティストも様々。
オープニング日はたいてい木曜日で重なる(重ねる?)ので、オープニングの日は、ビルごとパーティのような状態に。(ところで、こちらでは木曜日の夜から、若者も大人も夕方から完全「週末」モード。みんなおしゃれをして遊びにでかける。)
画像右、左手の青く激しい作品は斎藤裕一さんの作品。テレビ番組の題名が繰り返し、書きなぐるように、執拗に描く。よく見ると、「ドラえもん」「コナン」「はぐれ刑事」など・・・。その日の夜に放映される番組を、昂ぶる気持ちにのせ、全身に込めて作り上げる。
フライヤーにも使用された田中悠紀さんの絵の一部。画面を埋めるキャラクターは、愛犬の茶太郎。びっしりと茶太郎と模様で画面が埋め尽くされている。また、彼は大のテレビ好き(特に芸能や時事情報に詳しい)。
尾崎翔悟さん。ありとあらゆる楽器の名前・色・形・音色に精通していて、お気に入りの楽器や機材が、画面に緻密に描かれている。オープニングで彼の絵を熱心に見ているバイヤーの姿も。もっとよくみると、
お食事セットが!!ほかほかカレーライス、エビフライ、味噌汁、ごはん、飲み物付き。見どころ満載です。
こちらのかわいらしい乗り物たち。ジャニーズ・ディズニーが大好き!な佐々木華枝さんの作品。実物や図鑑を見ながら、キャンバスへ描く。彼女の目を通すと、どんな乗り物も可愛い記号へと変化する。
アボリジニの絵画のような色彩豊かな抽象画は西川泰弘によるもの。(本人はアボリジニというもを全く誌知らない)工房集へは、2003年、絵を描くことを仕事にするためにやってきました。
ギャラリーのディレクターMiyako Yoshinagaさん。
このギャラリーは、普段は現代アートを扱うので、今回は通常のオープニングパーティでの客層に違いがみられて面白かったとか。ちなみに、このギャラリーでアウトサイダーアート関連のエキシビジョンをするのは2度目。1度目は、彼女が手に持っているアーティストの作品のエキシビジョン。
アウトサイダーアート、セルフトートアート、はアメリカでもマイナーなジャンルだけど、確立はされていて、コレクターも多く、それを扱う画商もNYにはたくさんいます。
日本国外に進出してくる日本のアーティストやギャラリーが、ここ数年目立った活躍をしている背景には、日本のアート事情が汲み取れる・・・。
逆輸入ストラテジーは、まだまだ続く!?
MIYAKO YOSHINAGA Art Prospects
547 West 27th Street, 2nd Floor, Suite 204
New York, NY 10001-5511 USA