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アメリカぷるぷるアート観光 Altruart in America

ニューヨークより心が震えるアートの紹介。障害とアート/アウトサイダーアート/アールブリュット/現代アート/NPO団体/アートフェア/美術館/おもしろグッズ etc.

メトロショー Metro Curates 2015



ニューヨークで毎年行われているアートフェアのひとつ『メトロショー (Metro Curates)』 が1月22日-1月25日まで開催されました。メトロショーとは、フォークアート、プリミティブアート、アウトサイダー・アート、アール・ブリュット、セルフトート等のギャラリーが出店する展示会。「それ系のアートフェアといえば、アウトサイダー・アートフェア (Outsider Art Fair) なんじゃ? 」という通の方もいらっしゃると思いますが、このメトロショーも近年双璧となっているフェアなんですね。約40ギャラリーが参加して盛況となりました。

 

【ご参照】 メトロショーの過去記事

トップ画像はシルヴェイン&ギレーヌ・スターレンス (SYLVAIN & GHYSLAINE STAELENS)。どこかスタジオジブリ的な、AKIRA的な空気を感じます。ケビン・モリス・ギャラリー(Cavin-Morris Gallery) からの出展。このギャラリーではセルフトートから現代アーティストまで、日本人の作家も多く所属しています。



目を引いたのは、ソランジュ・クノップ (Solange Knopf) のもの。既に売約済み。全体的に柔らかな色合いながら、クリス・オフィリ (Chris Ofilli) にも共通する呪術的な要素が散りばめられていて奥が深いです。この作品の隣にあったのが2012年に兵庫県立美術館で開催された『解剖と変容』で広く日本に紹介されたアンナ・ゼマンコヴァさんの作品。価格は約270万円。生前の彼女が想像したでしょうか。絵と価値と価格って面白いものです。他にもモンマ(M'onma) さんという日本の作家の作品もあったり、相変わらずてんこ盛りのブースでした。


とってもかわいかったルー・ビーチ (Lou Beach) さんの作品





地図・地下鉄マップ・カレンダーと、様々な見方ができる不思議なこの作品は、ジョージ・ワイドナー ( George Weidener) さん 。リコ・マレスカギャラリー (Ricco Maresca Gallery) より。彼は西暦180年以降数万年先(数百万年先まで、という説も)の日時と曜日まで、コンピューターよりも早く言えるという「数字にとりつかれた天才」。超独自の魔法陣のようなもので歴史を読み解く持論があるそうです。彼の記事を読めば読むほど興味深い。アスペルガー症候群なのだそうですが、先日ご紹介した「天才サヴァン症候群のグレゴリー・ブラックストックさん」を彷彿としますね。

【ご参照】天才サヴァン症候群画家グレゴリー・ブラックストック




障害のあるアーティストを支援するNPO団体もブースを構えています。アンブレラ・アーツギャラリー (Bodell.Fahey.UmbrellaArts) 。現代アート的な作品が多くみられます。


アネット・コーズ (Anette Cords) さんの刺繍タペストリー

 


ウィル・ブレディ (Will Brady) さん、犯罪者のポートレイト。



ウィル・ブレディ (Will Brady) さん本人。

 


同じく障害者を支援するNPO団体、ファウンテン/ギャラリー (Fountain Gallery) 

 

 

Hayama Teijiさんの作品、ステファン・ロマーノギャラリー (Stephen Romano) 。このギャラリーはいつも展実物がユニークで、他のどのブーストもひと味違ったものが見られます。


掲載しようかどうか悩むレベルの鳥肌作品。コリン・クリスチャン (Colin Christian) 




きゃりーぱみゅぱみゅの肖像画みたいな作品、アナ・ベゲヤン (Ana Bagayan) さん。



ボッシュの世界を現代に蘇らせたような、エル・ガト・チムニー (El Gato Chimney) さん。

 


一風変わったブースも。アデルソン・ギャラリー Adelson Galleries

 


トラディショナルなフォークアートギャラリーも健在



まさに、アメリカン!



それではまた来年!今週からはアウトサイダーアートフェアが始まります。