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アメリカぷるぷるアート観光 Altruart in America

ニューヨークより心が震えるアートの紹介。障害とアート/アウトサイダーアート/アールブリュット/現代アート/NPO団体/アートフェア/美術館/おもしろグッズ etc.

神のギター

 

©Rare Visions and Roadside Revelations


ギターと聞いて思い浮かぶ形があると思うのですが、それだってモン切り型の反応。

1930年にアーカンソー州に生まれたエド・スティリーさんは、農耕、狩猟他苦しい仕事をして生きていたのですが、彼はある日神の啓示を受けます。「あなたが楽器を作りそれを無償で人々に提供すれば、神の思し召しがあるでしょう」と。

  


©Rare Visions and Roadside Revelations

 

それからエドさんは26年間かけて200本以上のギターを作り続けます。そこから収入を得ること、認められることといった対価を求めず、ただひたすら。上の写真はその一部。真ん中のチョウチョのようなギター、すごい形をしています。

エドさんのギターは、普通の木材以外にどこかに埋まっていた材料・いらないドアの蝶番などまで使用され、フレットにはそのへんから拾ってきた小さな棒を切ってロウ付けされています。すごいエコ。

 
©Rare Visions and Roadside Revelations


更にこのギター、不思議なのは外見だけではありません。「隠れた宝物」として、ギターの内部にチェーンソーやドアのバネ金属のパイプなどを仕込み、楽器に更に独自の音が加わるようにアレンジしているんです。右上の写真が彼のギターをX線にかけたもの。ばっちりチェーンソーの刃が!表面にも色々工夫がしてあるようなのですが、最後にがっちりと色を塗ってしまうので、一見普通?のギターに見えます。

 

©waltonartscenter.org

 

そして彼のギターにはいつもこの言葉が。 “True Faith, True Light, Have Faith in God.” 
エドさんの熱い信仰心が溢れます。

 


©Rare Visions and Roadside Revelations

エドさんお楽器を演奏するバンドStill on the Hill

©Rare Visions and Roadside Revelations

エドさんと仲間たち

 

 

エドさんの歌声が気になる方はこちらから。
相当独創性の高い歌と、頭から離れない歌声は必聴
マイリー・
サイラスを聞いている場合ではない。

 

  


©Melissa Brawner

 

アーカンソー州で行われている、Fayetteville Roots Festivalという音楽祭に合わせ、現在ウォルトン・アーツ・センターにて11月1日までエドさんのギター作品が展示されています。(この音楽祭に参加しているアーティストは全く知らない方ばかりなのですが、催しの1つのスポンサーにスバルの名前を見つけて静かに興奮する私でした。)



展覧会のオープニングの様子。まだまだ元気なエドさんのお話を聞くことができます。

[参考]
ウォルトン・アーツ・センター
Fayetteville Roots Festival
Still on the Hill


上記の動画是非見てください。細部までギターのデザインが見られます。それが、とてもいい。色形思いが全て凝縮され、時間をかけられた集大成です!!