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アメリカぷるぷるアート観光 Altruart in America

ニューヨークより心が震えるアートの紹介。障害とアート/アウトサイダーアート/アールブリュット/現代アート/NPO団体/アートフェア/美術館/おもしろグッズ etc.

ビル・トレイラー展 アメリカン・フォークアート・ミュージアム その2


©Gallerist

 

前回までの記事【ビル・トレイラー展

会場内は撮影禁止なので、他のウェブサイトから写真をお借りしていまふ。この写真に映っているのは展示品のほんの1部。

この展覧会は、フォークアートミュージアムの収蔵品だけではなく、アトランタにあるハイ・ミュージアム(The High Museum of Art)と、モンゴメリーミュージアム(Montgomery Museum)の協力を得ています。ハイミュージアムのビル・トレイラーのコレクションは世界最大。いつか訪れたい美術館のひとつです。



©American Folk Art Museum

上の絵は、ビル・トレイラー TRAYLOR in MOTION展のカタログより。


全て影絵のように表現されたビルトレイラーの作品。彼自信が奴隷だったこと、その農家にいた人たちのことを描いていると思うと、単にかわいらしい絵だなとは言いにくいのですが、この素朴な作品の前では色んな背景も吹き飛ぶようです。

 


©American Folk Art Museum

ビルの絵を世に出したのは、ビルを手助けしていたチャールズ・シャノン(Charles Shanon)さんのおかげでした。
当時チャールズさんが保管していた作品群はおよそ100万円で譲られましたが、ハイミュージアムのディーラーによると、今や、ビルの作品は2250万円にのぼるようです!


©American Folk Art Museum


徹底的シンプルな形の中に、個性が光る人物画。


 ©American Folk Art Museum


彼が農場で働いていた記憶の映像は、年月を経てもなお、はっきりと残っていたんでしょうね。
その記憶は80歳を越えて、頭の中でよりシンプルな形と線になっていき、
さらにどこか屈折した個性がスパイスを与えています。

その1で転載した動画にありましたが、ビル・トレイラーはアウトサイダー・アーティストではなく、セルフ・トートアーティストなんだという意見。わかるように思います

 

次は、ミュージアムショップで販売されていた、限定商品をご紹介!

続きの記事【ビル・トレイラー展5(最終回)